南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(68ー1)(私家版)

第六章  色の概要              三番目の究極法は「色」である。ここでは、総ての種類の色法を列挙する。      それらは、どの様な原則でもって分類されるのか?生起の因、構成される所の色聚、及びそれらの生起の過程など等を、一つ一つ、解説する。。。。。。。。。                「色」とは何か?             色、パーリ語では「rūpa」。。。        語源は「ruppati」から来ており、その意味は、「変質、破壊、圧迫、干渉」。。。    もし、正念を己の身に保ち続ける事ができるならば、身体が不断に変化している事に気がつく事ができる。これが色の本質である。。。。。                色の本質とは即ち、破壊され続る事。       変化とは、色の持つ意味である。