(3)苦滅聖諦:一法のみ。即ち、渇愛を取り除く事を通して証得する所の涅槃。涅槃は、渇愛の止息である。 (4)道聖諦:苦の滅に向かう道聖諦は、八聖道分である。四諦の教法の中における、四出世間道心の中に生起する所の八道分心所である。菩提分の概要における八道分は、世間又は出世間に属するが、しかそ、四聖諦の教法においては、純粋に、出世間法に属する。ソータパナ道心を証した時、37個の名法が生起するが、全て涅槃を所縁として取るものである。その内の8個は、八聖道分に属する:…………………………… 1.正見:慧心所に属する。又無痴とも。その作用は、四聖諦を覆い隠す無明を取り除き、涅槃を了知する事。。。。。。。。 2.正思惟:尋心所。。。。。。。。。。 3.正語:正語離心所。。。。。。 4.正業:正業離心所。。。。。。 5.正命:正命離心所。。。。。。 6.正精進:精進心所。。。。。。 7.正念:念心所。。。。。。。 8.正定:一境性心所。。。。。。。。。 出世間法を証したその刹那、我々には、出世間八聖道分がある事になる。。。