Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(109-1)(私家版)

■清浄の段階…………                                観業処の、清浄の概要は7ある:    1.戒清浄。2.心清浄。3.見清浄。4.度疑清浄。5.道非道智見清浄。6.行道智見清浄。7.智見清浄。。。。。。。               この7清浄は、順序に従って(修行し)、成就する。一つ一つのレベルは、更に上のレベルへの基礎になる。。。。         一番目の清浄のレベルは、三学の内の戒学に相当する。。。。。            二番目の清浄のレベルは、定学に相当する。。。                 高レベルの5個の清浄は、慧学に相当する。                    先の6個のレベルは、世間に属する。最後の一個は、諸々の出世間道に属する。。。。               1.戒清浄:4個の清浄がある。。。。。     (1)別解脱律儀戒。別解脱は、比丘が守らなれけばならない基本的な戒。この戒は、軽重異なる227条ある。完全に別解脱を守る事を「別解脱律儀戒」と言う。。                 (2)根律儀戒:正念でもって諸々の根を守る事。外縁に会う時、喜ばしい所縁に心が執着しない様にする。又、喜ばしくない所縁に対しても心が排斥しない様にする。例えば、我々の正念が安般念である時、喜ばしいもの、喜ばしくないものにかかわらず、どれも皆、我々の心に影響しない。というのも、心は一個の業処に縛り付けてあるが故に。。。。。。。。。         (3)活命遍浄戒:比丘が生活に必要な品物を得る方式の事。彼は、比丘に相応しくない方法で、必需品を獲得してはならない。信者が供養して初めて、比丘は受け取る事ができる。もし、信者が供養しないならば、比丘は自分から先に口に出して要求してはならない。。。。。。。            (4)資具依存止戒:比丘は、衣・食・住、薬の四種の資具又は必需品を使用する前、それらを利用する正確な目的を省察する。例えば、袈裟を使用する正確な目的は、身体を保護して、風に吹かれない様、日に晒されない様、蚊や虫に刺されない様、隠れ家を覆うなどなど、である。。   食べ物の正確な目的は、色身を滋養して、我々をして修行出来る様にするためである。壮健、傲慢、美しさの為ではなく、飢餓の苦しみを避ける為である。又、暴食して、別の苦しみを引き起こしてはならない。毎回食事する度に、この様に思惟する事。                  2.心清浄:2個の定を含む。即ち、近行定と安止定。即ち、止禅である。校正完