Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

輪廻の記憶(その1)

昨日<実用アビダンマ>の翻訳が、完了しました。。。。。。              本の最後、裏表紙に著者、スシーラ・サヤレーの略歴があり、これを翻訳して載せるなら、訳者(私)の略歴も必要かな?と思い……………………………                         「さて、何を書いて、何を書かないか、それが問題だ」…………………………              と、頭を捻りました。。。        私は、来年1月に75歳、後期高齢者の仲間入りです。。。。。                 そんな老婆が、今更、学歴を披露しても、               「それがどうした?」            「大学行ってそのレベル?」                 と嘲われるだけ………笑。            それで、学歴ではなく、私の生まれて最初の記憶である、                 <輪廻の記憶>(3歳の時に「自分は輪廻している」事に気がついた)              の話を書きました(ブログ〈12月17日版〉ご参照下さい)              思えば、人間としては、この時(三歳児)が一番賢くて、だんだん愚かに、寝呆けていきましたね(年頃になると、学年で一番になりたいとか、ボーイフレンドが欲しいとか………笑)。。。。。                         「人間、いかほど頑張っても、最後に手にするのは虚空(死)だ」「人生は積み木崩し」「世は滄海桑田」と達観していた三歳児、恐るべし………笑。             追加:私の祖母方の親戚はタイで手広く事業を起こし、タイに帰化した華僑です。時々「18の時上京せずに、この伯父を頼って渡泰していたら、もっと早くに原始仏教と出会えたなぁ」と唇を噛む事がありますが、日中バイリンガルとして、(日本にいながら)原始仏教系の仏教書を和訳するのが、私の今生の役目かもしれません。長年翻訳に取り組んだご褒美に、アビダンマをよく理解できる様になりましたから(勿論、未だ分からない事も沢山!)、自分にとって何が良いかは、塞翁が馬………人生の得失は、棺の蓋を覆うまで分かりませんね。