南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

『智慧の光』(3-15)<K氏依頼分>

【ジャーナの到達】信、精進、念、定、慧の五根が十分に展開された時、定力は近行定を超えて、安止定に到達する。この時、心は持続的に、間断なく似相を数時間又は一昼夜又は一日中、覚知する。心が似相に対して、一時間又はニ時間専注しても尚、干渉を受けないならば、あなたは心臓の中の、心所依処に依存する所の、有分心を覚知しなければならない。何故であるか?復注において解説している所の、明るく輝く有分心こそ意門であるが故に。継続して有分心(意門)及び有分心において顕現する似相を観察し、照らし、覚知するのである。この時、あなたは五禅支(jhānaīgaママ)を逐一省察する(修行)を開始しなければならない。