『智慧の光』(3-15)<K氏依頼分>
【ジャーナの到達】信、精進、念、定、慧の五根が十分に展開された時、定力は近行定を超えて、安止定に到達する。この時、心は持続的に、間断なく似相を数時間又は一昼夜又は一日中、覚知する。心が似相に対して、一時間又はニ時間専注しても尚、干渉を受けないならば、あなたは心臓の中の、心所依処に依存する所の、有分心を覚知しなければならない。何故であるか?復注において解説している所の、明るく輝く有分心こそ意門であるが故に。継続して有分心(意門)及び有分心において顕現する似相を観察し、照らし、覚知するのである。この時、あなたは五禅支(jhānaīgaママ)を逐一省察する(修行)を開始しなければならない。