Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~4-37★

心が移り離れる:禅の修行のある段階に到達すると、息が、定力の上昇が原因で、非常に微細な状態に変化する。

この段階において、禅の修行者は、息をはっきりと知覚することが困難になる。

その結果、彼は強固な正念を接触点(にある息)において堅持しようとし、その後しばらくして、彼は、はっきりとした息を知覚することができるようになり、かつ、禅相も出現する。

禅相が出現すると、心は自動的に息から移り離れ、(+その後は)禅相が(+瞑想の)目標になるのである。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-38につづく)

★訳者コメント:下線二か所訳者。

ここの訳は、息から離れ移り・・・の方がよいと思われるが、

原文優先とした。

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>