中捨の成立(tatramajjhattupekkhā):
近行定、また安止定として分類出来る定力が、似相を原因として生起する。
この時、これ以上、ジャーナを証悟しようという強固な、また意識的な気持ちの傾向を必要としなくなるため、傍観的な、静かな捨の心が生起しするが、これを中捨の態度、と言う。
この九種類の方式:先ほど述べた、九種類の方式によって生起する。
長い入息と長い出息とはまさに「身」である:
入息と出息は、一塊の微小な粒子である。
それらには長さがあるとはいえ、それらは、ひとまとまりの形式をもって、「身」を形成する。
ここにおいて、元の息に依存して生起した禅相もまた(比喩的に)入息・出息と呼ぶ。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-39につづく)
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>