心が移り離れる:禅の修行のある段階に到達すると、息が、定力の上昇が原因で、非常に微細な状態に変化する。
この段階において、禅の修行者は、息をはっきりと知覚することが困難になる。
その結果、彼は強固な正念を接触点(にある息)において堅持しようとし、その後しばらくして、彼は、はっきりとした息を知覚することができるようになり、かつ、禅相も出現する。
禅相が出現すると、心は自動的に息から移り離れ、(+その後は)禅相が(+瞑想の)目標になるのである。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-38につづく)
★訳者コメント:下線二か所訳者。
ここの訳は、息から離れ移り・・・の方がよいと思われるが、
原文優先とした。
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>