Sayalay's Dhamma book

中国語で書かれた仏教書(主にテラワーダ、南伝仏教系)を日本語に翻訳して公開。たまには<般若の独り言>にて日常の心模様を独白します。                    2018年5月25日クムダ・セヤドーより初心者瞑想指導の許可を得る。 2018年8月10日の翻訳をもって翻訳ワークは終了しました。                     コメント欄は利用OKですが、リトリートに入っている時は回答しません。。

般若の独り言~まぜるな危険(チャクラについて)

昨日、アジナ・チャクラ(第三の目)を開発している方から、質問がありました。

チャクラの開発に関して、専門の指導者についていらっしゃるのかどうかは、確認しておりませんが、禅病持ちであるとの事なので、少々、私の見聞を書いてみます。

我々の身体には、目で見える肉体以外に、エネルギーで構成された、目に見えない体が、鞘状になっていると言われます。

幽体とかコザール体とか言われます。

このエネルギーで出来た鞘状の身体には、エネルギーの中枢というのがあります。

台風の目みたいなものでしょうか?

その内、額にあるのがアジナ・チャクラで、<第三の目>と言われます。

それは、このチャクラが開く(機能を全開させる)と、物体を透視する力が備わるからです。

中国では、気功という修行方法がありますが、これも大昔から、中国人が、目で見える肉体以外に、エネルギーの鞘体がある事を知っていた証左になります。中国人の発明した鍼灸は、肉体に針を刺しているのではなくて、エネルギー体に針を刺しています。

インドのチャクラは 7つを数え、中国の経絡は360

を数えます。中国では、小さなチャクラも落とさず、そのすべてを合計すると360になる、という事のようです。

さて、本題ですが、テーラワーダのパオ・メソッドでは、「智慧の光」を開発しますが、チャクラの開発はしません。

40の業処のどれかを修習して、nimittaが生じたならば、その後は、心臓にある心基を観ずる事、

32身分すなわち、自他の身体を智慧の光で観察する事、

縁起の観察、名色の区別の観察、16観智等、

すべて「智慧の光」(nimitta)に依ります。

20年前、私がモーラミャインのパオ本山で修行していた時、台湾から大勢の比丘尼さんたちが来ていましたが、

彼女たちは、休み時間に林の中に入って、こっそり

<気功>太極拳>をやっていました。

「なぜ隠れてやるのか?」と聞いてみましたら、「パオ・セヤドーに禁止されているから」との事でした。

パオ・メソッドでは、「智慧の光」を開発して、16観智の修行に進み、最終的には涅槃を目指します。

密教やヒンズーでは、チャクラを開発して、悟りを目指します(ヒンズーなら目指しているのは、真我という事になります)。

気功なら、仙人を目指します。

これらは目標が異なり、方法論も異なりますから、これらを不用意にまぜると、非常に危険です。

中国人、台湾人は<気功>を、ラジオ体操くらいに思って実践する人が多く、そのレベルなら問題ないのですが、もし、その動作(ゆっくりと気を回す)が、何等の心理的な準備もなしに、不用意に丹田などの、チャクラの開発と結びついてしまうと、非常に危険なのです(『クンダリニー』という本には、不用意にチャクラが開いた為に、非常に苦しんだ人の半生記が書かれています)。

パオ・セヤドーが、台湾の比丘尼さんたちに、<気功>

太極拳>を禁止したのは、パオ・メソッドでは、チャクラの開発を目指さないし、両立する事が出来ない、否、無理に同時進行すると、非常に危険だからです。

 パオ・メソッドでは、神通を開発するのは、別の方法で行いますし、開発する身体部位も異なります。興味のある方は、四禅に入れるようになったら、パオに行って相談されて下さい。

まぜるな危険。

これだけは覚えておいて下さい。

  <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>