Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

2017-09-16から1日間の記事一覧

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-29

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 日は一日一日と過ぎ、生活は相変わらずではあったが、彼女は希望を抱いて、忍耐強くチャンスを待った。何週間の後のある日、彼女は布麻が機嫌がよいのに気が付いた。彼女は、自分を自由にしてほしいと、再度、頼…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-28

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 達白は、家事と農作業自体を、修行だと思いなし、そのように、結婚生活を過ごした。 長い労働時間が、彼女を疲労困憊させたが、しかし、彼女は苦しみを、専注、すなわち、精神の統一に昇華するよう、努力した。 …

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-27

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 我的根門不停受到轟炸: (私の根門は、絶えず爆撃を受ける) 眼対到色;耳対到声; (目は物に、耳は音に) 鼻対到香;舌対到味; (鼻は香に、舌は味に、 身対到触。 (身体は触に対する) 我観察所有的這些東…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-26

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 達白は、いつ終わるとも知れない雑事の中にいたーー油や塩や薪や米、三度の食事、雨の日の仕事、風の日の仕事、年若い女性が永遠に終わらせることのできない、あれやこれらの雑事の中に。 彼女は明け方、黎明の前…

是誰庵のひとやすみ~心の波を空じる

先日、人と話をしていて、何度かイライラしたことがありました。 私「年末、タイへ行こうと思っているのよ~」 知人「あら、今は、タイよりベトナムよ!」 私「・・・(私はタイに遊びに行く訳じゃない。尼僧なんですから、タイには修行に行くのです。あなた…

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)5-95

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 8-8-4 呼吸がますます微細になる 8-8-4-1 長部誦者と相応部誦者の見解 禅の修習における目標の知覚に関して、初禅近行定の中の、比較的微細な出入息と比較してみると、[始まったばかりの時の]出入息は; 初禅の出…

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)3-25

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 達白と布麻は、普泰族の伝統に従って、雨季に入ったばかりの頃に結婚した。 その時、達白は17歳であった。 風習に従って、結婚後は、達白が夫の家に引っ越して、一緒に住むことになったが、そこは、彼女の家とあ…