Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>惻隠の情

私はほぼ毎日、水中運動に行っています。左足に浮腫があるので、腫れるのを防ぐために運動しているのですが、効果は抜群です。二年間毎日水中運動している内に、体型も整って、さすがに<先天性ペチャパイ>だけは治りませんが、ウェスト〇〇cm、ヒップ〇〇cm、結構イケテます(笑)。~~今計ったら、ウェスト61cm、ヒップ85cm、過当表示ではないですよ~(笑)。。

所が、先日、同じ水中運動している人から「貴女下半身デブね」と言われました。私は下半身デブではなくて、上半身貧困タイプなんです(笑)。「上半身が貧困ね」と言われたら怒りませんが(事実ですから)、下半身デブと言われると、「あんたこそ目の悪いおばぁさんなんじゃない?」と思います。

また最近、胸も薄く、下半身も力のないタイプのおば(ぁ)さんに「あなた、もっと太ったほうがいいわよ。私の方がふっくらして素敵でしょ」と言われました。私は「どこが??!!」と思いましたけど、こんなくだらない事で言い合いしたくないので、「実は、お金がなくて食うや食わずで・・・何か美味しいモノおごって」と躱しておきました。

還暦も過ぎたおばさん、またはおばぁさん達。他人の体型を気にしている場合ではないのですよ。これから先、どんな風に生きていくのか?どんな死に方をしたいのか?呆けたらどうする?動けなくなったらどうする?この一生は、何のためにあったの?来世はなくて、死んだら終わりって、本当??

老境になって、考える事一杯あると思いますよ。でもまぁ、こういう事柄は、実は若い時から考える習慣をつけておかないと、いきなり考える事ってできないのですよね。

年寄りというのは、生きてきた年月が長いだけ、みなそれぞれに心の傷を持っているものです。だから、他人(老人)の顔、体型、生理を話題にしない。これ、大人(老人)のエチケット。もし触れるとしたら、必ず≪惻隠の情≫をもって、慈悲のあふれるアドバイスをするか、よい所を見つけて<誉める>のでなければならない、と私は思っています(勿論、家族ならある程度の批評のし合いは可、かと思いますが・・・)。。

追記:還暦過ぎたら、体型より健康かどうか、勿論持病があってもよいけれど、前向きに生きているか?が問われるのではないでしょうか?よく「貴女のようにスマートになりたい」と言われるけれど、体質もあるし、適量食べてもその体型なら、三段腹だろうが四段腹だろうが、OKだと思うのですよね。還暦過ぎたおば(ぁ)さんが、若い娘と同じ体型目指すなんて、なんだかマスコミに踊らされているようで・・・。