般若の独り言~心を守る
今日は、水中運動教室(指導者有り)の日でした。
今は、コロナ禍の為、もともと総勢30人ほどの参加者を、A組、B組に分けて、一組15名程度とし、日程は、A、B、A、Bと、隔週参加となっています。
さて、本日、あるおばぁさんに
「あなた、見ない顔ね。
この水中運動に参加するには、事前に申し込みが必要なのよ。無断飛び込み参加は、禁止よ!」
と怖い顔で言われてしまいました。
私は、事前に参加申し込みも済ませてあって、無断飛び込み参加ではありません。
このおばぁさんと、めったに顔を合わせないのは、双方の時間のずれ、たまたま、が重なっただけ、ですね。
私は少しばかり 【ムッ】 としたのですが、本日翻訳したばかりの 《実用アビダンマ》 の中の一句を思い出して、自分の心を、危機一髪、守り抜き、事なきを得ました。
イライラ、ムカムカは、
「憂具瞋恚相応無行一心」であるぞよ、と、
件のおばぁさんの、私を咎める声を聴きながら、今朝、翻訳したばかりの文章を思い出し、即刻、心を、慈心に切り替えて・・・
「まぁまぁ、それは、おばぁさん、あなたの思い違いですよ。
私は、事前に参加申し込みを済ませてありますし、
無断飛び込みではありません。
たま~に、休むこともありますが、基本、隔週、
毎回、水中運動に来ていますよ」
と、にっこり。
ここで怒ってしまうと、
<憂具瞋恚相応無行一心=不善心>
の生起であって、後生が恐い。
くわばら・くわばら(笑)
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>