Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵日記>仏教書紹介

いよいよ連休突入ですが、皆様如何お過ごしですか?

私は一人さびしく、いつもの日常生活(笑)。

あっ、5月1日に、宅急便で、野菜の苗がたくさん届くので、

畑仕事しますよ~~(苗を穴ぼこに入れて、植えるだけですが)。

今日はそんな暇な連休に備えて、準備した仏教書3冊ご紹介!!

1)十二縁起禅観体系<恵空法師>(北京語)。

インターネットで台湾の「仏陀教育基金会」がこの本を出版している事、

無料で貰える事を知って、申し込みをした所、当該の基金会から送って

きて頂いた本。

テラワーダ(南伝仏教)、大乗、密教それぞれの、十二縁起の観察の

仕方を細かく丁寧に述べたもの。北京語だし、難しいけれど、一度は

読まずにはいられない必読書。

十二縁起が分からなければ(実際に観察できなければ)、あなたは

絶対に悟れない!!(笑)

いやしかし、台湾ってすごいなぁ!

600頁もあるこの本を、本代、送料共無料で、外国にいる、見ず知らず

の人間に送って(贈って)きてくれるんですから~~。

2)無礙解道(北京語)。作者はシャーリプトラ、本当かな??

これは M 禅師に勧められて読むことに決めた本。緬甸のパオ森林

寺院では、主に、清浄道論を基にした修行方法を伝授していますが、

これ一本やりでは修行が上手くいかない時もある(機根に合わせて

色々な修行方法がある訳で・・・)。それでこの本を読んで、修行の

参考にしようと思い、探してみました。

日本では南伝大蔵経の中におさめられいると教わりましたが探す

のが面倒だったので、台湾の従弟に「北京語版を買って送って欲しい」

お願いした所、添付ファイルが送られてきて「お姉さんの探している

本はこれだと思う」「ダウンロードすればすぐに読めます」ときた。

A4で200頁の大部が、これもタダで手に入りました。便利な世の中。

3)<パーリ仏典にブッダの禅定を学ぶ『大念処経』を読む>

片山一良著(日本語)。

これは図書館で見つけました(田舎の図書館にしては上出来~笑)。

この本、前から気になっていたけれど、2700円と私には高いので

ちょっと躊躇していた本。アマ〇ンで古書がないか調べたけれど、

古書が二倍の5500円になっていた、なんでやねん!!

で、図書館で見つけたので喜んで借りて帰り、しっかりコピーさせて

もらいました(350頁、175枚コピー、ちょっと疲れたけど大いに

節約できました)。

奇しくも、三冊とも禅定に関する本。

仏教は 戒・定・慧 の三学でありますから、大まかに戒が守れるように

なったら、次は、一に禅定、二に禅定、三・四が無くて、五に禅定。

禅定に入れるようになると智慧が湧きます。

禅定の初心者には初心者なりの、仏陀の智慧のおすそ分け、貰えます(笑)。。