Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

今日のトレトレ>ラタトウユ+オークションの布地

雨のせいで、きゅうりがどんどん成長して、おばけきゅうりが取れたので、これを刻んでラタトウユを作りました。ラタトウユって舌を噛みそうな献立名ですけれど、要するにナスとトマトときゅうり(又はズッキーニ)の三色炒め。

庭のおばけきゅうりをなんとかせんとならん、と思ってこれ、作ってみましたが、案外美味しかったです。どうやら、国東から取り寄せたきゅうりの苗、いわゆる昔の伝統野菜<四葉きゅうり>というヤツで、これはでっかくなっても、シャキシャキした歯触りで、おばけになっても美味しい品種なのかもしれません。

そういえば、私が小さい時、祖母が畑を作って色々な野菜を栽培していたのですが、きゅうりに<おばけ>という概念はなく、大きく育ったものは、中の種とワタの部分をくりぬいて(菜箸で突いて)、その中にひき肉を詰めて、鶏ガラでとった清湯スープの実にしていました。おいしくて、<おばけだからイヤイヤ食べる>という認識はなかったです。

聞けば、昔は、きゅうりは瓜と同じで、大きくなったのを、加熱して食べていたようです。

オークションで12m11円で買ったシフォン生地(茶色6m、ブルー6m)が届きました。15年前、緬甸(ミャンマー)はモーラメインのパオ森林寺院で出家した時に作ってもらった尼僧の法衣(ブラウスと筒型スカート~ロンジー)が箪笥から出てきたので、それを着た上で、茶色のシフォンを大衣(ローブ)として、まとってみました(尼僧の正装)。

う~~ん、なかなか綺麗。仏像彫刻が発達してくると、像にからんだ大衣の襞がどんどん微妙に美しく、芸術的様相を帯びてきますが、これは薄手の布地が織れるようになった後世の時代の、仏像彫刻家たちの、美意識の変遷の流れなのでしょう。

出家者は華美なものは着てはいけないのですが、あまり身に沿ってくれない木綿より、しなやかに身に沿ってくれるシフォンをローブとして巻きつけている方が、着ていて楽なのは確かですね。痛し痒し。

追記:オークションでは、12mの生地が<1円からの出発>で、競売にかけられていました。私ともう一人の誰かさんと競争になったのですが、私が11円に入札しても、相手の方は競争を仕掛けてきませんでした。その時の相手の気持ちは (1)一円で買えれば欲しいけれど、誰かと競争してまでは欲しくない。(2)落札できるまで画面を見張っていると夜中になってしまい、翌日の仕事に差し障りがあるので、競争者がいるなら、早々に諦める。こんな感じでしょうか。おかげさまで安く買い物ができました、と言うか、ちょっと買いすぎました(ブルーのシフォンの使い道がない~苦笑)。痛し痒し。