5、怒らない
仏法を学ぶ者は、怒らない事を学ばねばならない。怒りは
非常によくない習気である。
男性は特に注意して欲しい。というのも男性の修行は女性
に及ばないから。女性についていえば、彼女たちは余り
癇癪を起す事はない。彼女たちは優秀です(ここに在席の
方々は女性が多いので、私も女性の欠点を言いにくい・・・)。
実際は、男性の癇癪は一定の限度があるが、女性は違う。
女性は一たび癇癪を起すと、際限がなく、収拾がつかなく
なる事が多い。
皆さんは、ヒステリーや癇癪を起こさぬによう、学ぶ必要が
ある。というのも団体というのは雰囲気が大事で、一たび
誰かが怒れば、火薬の味がして、平和な気落ちが吹き飛ん
でしまうのだから。
またある種の人々は、ヒステリーとか癇癪を起すことは
ないが、一日中不機嫌な顔で、対話をしない事がある。
これは癇癪よりなおまずい。
どちらにしろ、怒り、ヒステリー、癇癪、不機嫌というの
は、人と人の間に距離を作り、以後、誰もあなたに近づか
なくなる。
我々は微笑を保ち、他人に威圧感を与えるような事を、
してはならない。
団体の中で低気圧を作りださない事、こういう人こそが、
真の聡明な人だと、いえる。(つづく)
(台湾高雄文殊講堂 慧律法師著
翻訳文責 Pañña-adhika sayalay)