南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~5-9

8-4-1 相続(anubandhanā)

相続とは、息を数える数息をやめた後、正念を不断に持続して、入息と出息に付いていくことをいう。

今一度、安般念でもって、定力を育成する四つの段階について、注意を払ってもらいたい。

1.長い息。

2.短い息。

3.全息。

4.微息(=微細な息)。

みなさんは、三つの段階は、一つに纏まることを、理解する必要がある、

たとえば、長い息、全息、微細な息を同時に専注する時など、である。

これは、あなたの呼吸の時間が長い時、また息が微細な時、あなたは、同一地点において、そこを通る息の始まりから終わりまでの、微細な長い息(すなわち、微細であり、長い息であり、かつ全息であるもの)を覚知する、という事を意味している。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-10につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>