南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~5-25

8-5-7-7 姿勢

歩くのが己には適していると思う人もいるし、立つまたは座る、または横になるのが適している、と思う人もいる。

住む所の問題と同じく、あなたはそれぞれ、三日ほど試してみて、定のない心をして定を得させ、またはすでに定のある心に、更に定を深めることのできる姿勢(+を見つけるの)がよい。

その他の姿勢は不適切である。

あなたは、七種類の不適切な状況を避け、七種類の適切な状況を選ばねばならない。

というのも、あなたは、そのように禅相を育成することに精進するれば、あなたは、余り長い時間待たずに、安止を証得して、己の願望を実現することができるが故に。

8-6 10種類の安止の善き方法

しかしながら、上述のように修行しても、安止が得られない時、あなたは、10種類の安止の善き方法を採用しなければならない。

安止の善き方法とは、以下の10の方面から考察するのがよい:

1,使処の清潔。

2,諸根のバランス。

3,善き方法による善相の掌握。

4,心が精進するべき時の、心の精進。

5,心がコントロールを受けるべき時の、心のコントロール

6,心が励起するべき時の、心の励起。

7,心を平捨によって観ずる必要がある時、心を平捨によって観ずる。

8,定の無い人から遠く離れる。

9,定のある人と親しくする。

10,定の育成への決意。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-26につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>