「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-4(付録)最終稿
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
”よく気を付けて、慎重に八斎戒を守るように。
あなたまず、世俗の門を閉めて、解脱へ向かう窓を開けなさい。
よく覚えておくように;
持戒の真正な目的は、戒の精神を、あなたの思想、言葉と行動の上に、体現する事であることを。
このように持戒すれば、あなたの心を鍛錬することができ、あなたを生死輪廻に結び付ける結び目を、切断する事ができる。
”持戒とは、単に、悪をなさないというだけでなく、あらゆる善法を実践することでもある。
持戒は、我々の心を拘束し、苦悩を齎す悪行をさせないようにするが、その他にも、我々の心と行為を浄化して、解脱へと向かわせてくれる。
この八戒は、一切の仏法の修行の内でも、最も重要な基礎であり、出家の根本律でもある。
しっかりと覚えておいて欲しいのだが、戒の修行は、解脱道の一部分であり、故に、精進努力して、浄戒を尊び、荘重に持するようにーー。”(翻訳完了)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。
<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」Dhammavamsa Publication
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>