南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)8-4(付録)最終稿

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

”よく気を付けて、慎重に八斎戒を守るように。

あなたまず、世俗の門を閉めて、解脱へ向かう窓を開けなさい。

よく覚えておくように;

持戒の真正な目的は、戒の精神を、あなたの思想、言葉と行動の上に、体現する事であることを。

このように持戒すれば、あなたの心を鍛錬することができ、あなたを生死輪廻に結び付ける結び目を、切断する事ができる。

”持戒とは、単に、悪をなさないというだけでなく、あらゆる善法を実践することでもある。

持戒は、我々の心を拘束し、苦悩を齎す悪行をさせないようにするが、その他にも、我々の心と行為を浄化して、解脱へと向かわせてくれる。

この八戒は、一切の仏法の修行の内でも、最も重要な基礎であり、出家の根本律でもある。

しっかりと覚えておいて欲しいのだが、戒の修行は、解脱道の一部分であり、故に、精進努力して、浄戒を尊び、荘重に持するようにーー。”(翻訳完了)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。 

<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」Dhammavamsa Publication 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>