<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
■善心と健康は相互に依止する
我々の心中に生起する善心と不善心は、みな心生色法を生じせしめる。
不善心所によって生じる色法は、我々の健康に(+悪い)影響を与えるが、善心所によって生じる色法は、身体を健康にする。
故に、我々の健康は、我々の善心に依止しているのだと言える。
これら心生色法の火界は、身体内部または体外において、新しい代の色法を生じせしめることができる。もし、この色法が体外に発散されたならば、周囲の人々に、ポジティブな、良性な影響を与える。
これがなぜ、仏陀が慈愛を拡散する時、衆生は仏陀の慈愛によって心が潤わされるのか、という事の答えである。
こういうことであるので、あなたは、あなたの心を改善し、善心を育成する必要があるのである。
(8-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>