<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(共通するものに関する説明)
文中の、
「私は離れる学処を受持する
(veramaṇīsikkhāpadṃ samādiyāmi)」は、
一切の(学処)に共通する文言であり、故に、(先に)これらの共通する文言について、その義(=意味)を解説する:
文言から言えば「離(veramaṇī)」は、怨敵を圧倒する事、すなわち、怨敵を捨てる事、除去する事、消滅せしめて、怨敵が存在しないようにする事を言う。
または、人が何かの器具を利用して、敵から離れるのを言う。
このことから、veramaṇīの「(ve)」を「(vi)」と読んで、離の意味とする場合もあり、故に、ここにおいては:
「veramaṇīsikkhāpadaṃ(学処から離れる)」と
「viramaṇīsikkhāpadaṃ(学処から離れる)」と
いう二種類の誦法がある(+事が分かる)。
(4-6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>