南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-27

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

しかしながら、もし、彼が迅速に『私は悪行を行いました』と間違いを認め、引き続き(+戒を)守護する事を申し出るならば、形相滅擯は行わない。

不与取に関しては、草の先のような少量のものを(偸盗)しても(+滅擯であり);

また非梵行について、三道における、どの様なな行淫であっても(同上);

虚言妄語、たとえそれが、遊び半分の虚言であっても、サーマネラに相応しくない為、滅擯されるべきである。

飲酒については、比丘はそれが酒(種が放置された後酒になったもの)であると知らずに飲んでも、心堕落(pācittiya)となるが;

サーマネラは、これは酒であると、明確に知っていて飲んだ場合のみ、破戒となり、(+それが酒であると)知らなかった時は、破戒とはならない。

その他の、後五学処を破った場合は、(当該の五学処破壊に関しては)滅擯ではなく、処罰とする。

処罰は、学処そのものとは関係がなく、処罰によって懲罰して、未来において、彼が(+戒を)守護できるようになればよい。

(5-28につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>