「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-27
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
しかしながら、もし、彼が迅速に『私は悪行を行いました』と間違いを認め、引き続き(+戒を)守護する事を申し出るならば、形相滅擯は行わない。
不与取に関しては、草の先のような少量のものを(偸盗)しても(+滅擯であり);
また非梵行について、三道における、どの様なな行淫であっても(同上);
虚言妄語、たとえそれが、遊び半分の虚言であっても、サーマネラに相応しくない為、滅擯されるべきである。
飲酒については、比丘はそれが酒(種が放置された後酒になったもの)であると知らずに飲んでも、心堕落(pācittiya)となるが;
サーマネラは、これは酒であると、明確に知っていて飲んだ場合のみ、破戒となり、(+それが酒であると)知らなかった時は、破戒とはならない。
その他の、後五学処を破った場合は、(当該の五学処破壊に関しては)滅擯ではなく、処罰とする。
処罰は、学処そのものとは関係がなく、処罰によって懲罰して、未来において、彼が(+戒を)守護できるようになればよい。
(5-28につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>