<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
82種類の内の最後の、基本的事物(ultimate things)の内、涅槃は「生」の範囲に入らない。
故にそれは、いかなる創始者も必要としない:
というのも、涅槃には老・死がなく、故に保養(matinenance)を必要としない。
涅槃は無為法であり、生命体はない。
しかし、涅槃を除いて、残余の81種類の現象は、心法、色法に関わりなく、すべて生、老(衰退)と死の範囲内にある。
故に、これらは有為法に属し、かつ組成される事物である(+ことが分かる)。
上に述べた四個の原因の中で、すでに、色法に関する部分は(+解説を)完了した。
業は、一つの創始者に過ぎず;
心は刺激者に過ぎない。
色身は、成長と住(stands)の過程の中で、火大(温度)と栄養によって、生命を維持する。
もし、後二者のエネルギーが枯れたならば、前二者も運用することが出来なくなり、四者は同時に停止する。
樹木を例にとると、種は、それらの起因に過ぎない。
それらは成長し、発育し、かつ泥土と水によって生命を維持するが、もしこの二個の要素を欠いたならば、種の生命力もまた、それらと共に消失する。
人の色身もまた樹木の様である;
すなわち、業は種である;
火大(温度)は、泥土であり;
栄養素は雨水・・・適切な季節に定期的に降る;
心はすなわち、空気と太陽の熱であり、二者は皆、外部から来る支援者である。
(18-2つづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<《Vipassanāハンドブック》 (原題 Vipassanā Dipanī)