南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-15)

 <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

もし、禅相が息の接触点において出現し、かつ安定しているならば、その時、当該の禅相は息の様でもあり、息が禅相でもある様な状況を呈する様になり、また心は、非常に自然に、それと強く結ばれるが、その様な時であれば、(+禅修行者は)息を忘れて、禅相にのみ、専注することができる。

この様な方法でもって、注意力を息から禅相に移すならば、あなたは修習において進歩するであろう。

(3-16につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay