南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』(3-44)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

骨格の不浄、厭うべき相で以て、定力を育成する時、あなたは「骨格」の概念を捨てて、骨格の厭わしさにのみ、注意を払わねばならない。

《清浄道論》によれば、骨格の全体または、身体のある部分(32身分)の(1)色、(2)形状、(3)位置、(4)境界、(5)純粋なる骨の相とその他の身体部分が混乱(=混交)していない状態を観察する時、この様な(五因)が円満する骨の相は、「取相」(uggaha nimitta)という。

この五因が円満する骨の相を観察し、また識別する時、不浄・厭わしさが生起する状態を「似相」(paṭihāga nimitta)という。

(3-45につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay