南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳~安般念の修持法-9(本雅難陀尊者シリーズ2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

3.3 初禅の五自在

①先に必ず、微細な息を知る事を保持する(五分間)。

②その後に、以下の様に決意(作意)する:

「私は初禅に入る(二時間)」

その後に、禅相を知る事を、継続して保持する。

③(+所定の)時間が来たと思った時、目を開けないで、意門の禅相と五禅支を調べる。

調べる方法は、前に述べたのと同じである。

感覚を感じ取れれば、それでよい。

④五禅支を調べた後、時計を見る。正確に2時間と五分、入定できているかどうか?

時間は正確か?

禅修行者は、正確な時間に、出定できる様に修習しなければならない。

初禅の段階に入ったならば、少なくとも二時間から三時間入定するべきであって、四時間入定できるなら、もっと良い。

初禅の五自在に成功したならば、第二禅の段階へと、修習を進める事ができる。

(10につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>