南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳~安般念の修持法‐11(本雅難陀尊者シリーズ2)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

4.2 第二禅の五自在

①先に呼吸を知る事を保持し、その後に決意する:

「私は初禅に入る(五分間)」

②(五分間が)過ぎた頃、意門の禅相と五禅支を調べる。

③次に以下の様に思惟する:

「初禅には尋、伺禅支があるが、それは粗くて劣っている、不快である。第二禅は快適である。」

④その後決定する:

「私は第二禅に、二時間(三時間、四時間)入ろう」

引き続き、禅相を知る事を保持する。

⑤入定の時間がもうすぐ来ると思える時(直訳(=入定すると決めていた時間が来た・・・訳者)、先に意門と三個の禅支を調べる。

⑥(+出定して)時計を見る。時間は正確であるかどうか?

この様に、第二禅の五自在の修習に成功した後、禅修行者は第三禅の修習に進む。

(12につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>