<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
5、第三禅 The Third Jhāna
5.1 第三禅に入る方法
How to Attain the Third Jhāna?
①先に、呼吸を知ることを保持する(五分間)。
②その後に以下の様に決意する:
「私は(五分間)初禅に入る。」
その後に継続して、禅相を知る事を保持する。
③(+所定の五分間に)到達したと感じた時、先に、意門の禅相と五禅支を調べる。
④次に、以下の様に思惟する:
「初禅の尋、伺禅支は粗くて劣っていて、不快である;
第二禅は、比較的快適である。」
その後に、以下の様に決意(作意)する:
「私は(五分間)第二禅に入ろう」
その後に継続して、禅相を知る事を保持する。
⑥(+所定の五分間に)到達したと感じた時、先に意門の禅相と三つの五禅支を調べる。
⑦引き続き以下の様に思惟する:
「第二禅の、喜禅支は、粗くて劣っていて、不快である。第三禅は、比較的快適である。」
⑧その後に、以下の様に決意(作意)する:
「私は(一時間前後)第三禅に入ろう」
⑨その後に継続して、禅相を知る事を保持する。この様にすると、安楽の感覚が出現する。しかし、安楽の感覚を掴んではならないし、安楽の感覚を捨ててもならない。
禅相を知る事を保持しつつ、淡い安楽の感覚も保持し続ける。
⑩(+所定の)時間が来たと思ったら、意門の禅相と二個の禅支:楽、一境性を調べる。
二個の禅支を調べる事に成功したならば、次は、第三禅の五自在の練習をする。
(13につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>