<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
6.2 第四禅の五自在
The Five Masteries of the Forth Jhāna
①最初、呼吸を知ることを保持する(五分間)。
②その後、以下の様に決意する:
「私は(五分間)初禅に入る」
引き続き、禅相を知る事を保持する。
③もし、(五分間の)時間が来たと思ったならば、意門の禅相と五禅支を調べる。
④次に以下の様に思惟する:
「初禅において、尋、伺禅支は粗くて劣っている。不快である;第二禅は比較的快適である。」
⑤その後、心(+を上に戻して)、以下の様に作意する:
「私は(五分間)第二禅に入る」
引き続き、禅相を知る事を保持する。
⑥もし、(五分間の)時間が来たと思ったならば、(+心を)下におろして、意門の禅相と三つの禅支を調べる。
⑦その後、以下の様に思惟する:
「第二禅の喜禅支は粗くて劣っている。不快である。第三禅は比較的快適である。」
⑧その後、心(+を上に戻して)、以下の様に決意(作意)する:
「私は(五分間)第三禅に入る」
引き続き、禅相を知る事を保持する。
⑨もし、(五分間の)時間が来たと思ったならば、意門の禅相と二つの禅支:楽、一境性を調べる。
⑩次に以下の様に思惟する:
「第三禅において、楽禅支は粗くて劣っている。不快である;第四禅は比較的快適である。」
⑪その後、心(+を上に戻して)、以下の様に作意する:
「私は第四禅に二時間(三時間、四時間)に入る」
引き続き、禅相を知る事を保持する。
⑫もし、時間が来たと思ったならば、(+心を下におろして)意門の禅相と二つの禅支:捨、一境性を調べる。
⑬その後に時計を見る。時間は正確であるかどうか?
もし、正確であるならば、第四禅の五自在は成功したと言える。
(シリーズ3の1につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。<翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>