翻訳『禅修指南』4‐7
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
こうした事から、禅定の光が強くて盛んな時、あなたは、一人の、あなたと同性で、かつ、あなたが敬愛する人物に心を向ける:
それは、あなたの先生かもしれないし、共に修行する友人かもしれない。
あなたはその光が、あなたを中心にして、四方八方に、広がっている事に気が付くであろう。
あなたは光の中で、あなたが選んだその人を、見る事が出来る。
ここにおいて、その人物が、座っているとしても、立っているとしても、あなたは、あなたにとって、最も好ましいイメージを、選ぶのがよい。
あなたが、その人物と出会った時の、最も楽しかった時のイメージを選び、また、そのイメージが、あなたの前方 1m くらいの所に出現する様にチャレンジしてみる。
あなたが、そのイメージを、はっきりと見ることができた時、あなたは、下の様な意念によって、その人物への慈愛を育成する:
1、この善き人に、危険、困難が無い様に願う
(ayaṃ sappuriso avero hotu)
2、この善き人に、精神的苦痛の無い様に願う
(ayaṃ sappuriso abyāpajjo hotu)
3、この善き人に、身体的な苦痛の無い様に願う
(ayaṃ sappuriso anīgho hotu)
4、この善き人が楽しく、己自身を大切にされる様に願う
(ayaṃ sappuriso sukhī attānaṁ pariharantu)
(4-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。
<本雅難陀尊者著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版
中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>