<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
《二門と所縁を同時に識別する》
《殊勝義註》(Dhammasaṅganī aṭṭhakathā)では、以下の様に言う:
Tattha ekekaṁ ārammaṇaṁ
dvīsu dvīsudvāresu
āpāthamāgacchanti.
Rūpārammaṇañji cakkhupasādaṁ
ghaṭṭetvā taṅkhaṇaññeva
manodvāre āpāthamāgacchanti.
Bhavaṅga calanassa paccayo
hotīti attho.
Sadda gandha rasa phoṭṭhabba ārammaṇesupi eseva nayo.
ーー「五所縁の中の、一つひとつは、皆、二門に顕現する:
色所縁が、眼浄色を打つ刹那、同時に意門にも顕現して、有分波動を引き起こす。
声(=音)、香、味及び触所縁においても、その状況は類似している。」
ここでの註釈の定義によると:
色、声(=音)、香、味、触の五所縁は、皆、同時に二つの門に顕現する:その内の一個は、すなわち、それぞれが相対する所の、眼、耳、鼻、舌、身の五門であり、もう一つはすなわち、意門である。
故に、この五所縁グループを目標に取る名法を識別する時、あなたは先に、同時に二門の識別をする修習を、実践しなければならない。
(8-20につづく)
Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html
<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版 中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>