Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『禅修指南』9-39(215/520)

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《色所縁グループ:五門転向五蘊

1、五門転向色蘊は、意門の中にある依処色(6種類の色聚=54色法)と色所縁である。

2、五門転向受蘊は、五門転向11名法の中の受である。

3、五門転向想蘊は、五門転向11名法の中の想である。

4、五門転向及び行蘊は、五門転向11名法の中の思である(第一番目の説明方法)または、残りの8個の心所(二番目の説明方法)

5、五門転向識蘊は、五門転向11名法の中の識である。

五門転向色蘊:

五個の過去因:

1、無明(20)は因、(業生色、30)五門転向色蘊は果。

2、愛(20)は因、(業生色、30)五門転向色蘊は果。

3、取(20)は因、(業生色、30)五門転向色蘊は果。

4、行(34)は因、(業生色、30)五門転向色蘊は果。

5、業(34)の業力は因、(業生色、30)五門転向色蘊は果。

三個の現在因:

6、心は因、(心生色)五門転向色蘊は果。

7、時節は因、(時節生色)五門転向色蘊は果。

8、食素は因、(食生色)五門転向は果。

五門転向受蘊の三個の現在因:

1、依処(6=54、意門の中の色法)は因、五門転向受蘊は果。

2、目標(所縁)は因、五門転向受蘊は果。

3、a.有分意触(34)は因、五門転向受蘊は果。

b.五門転向意触(11-受=10)は因、五門転向受蘊は果。

五門転向想蘊の三個の現在因:

1、依処(6=54、意門の中の色法)は因、五門転向想蘊は果。

2、目標(所縁)は因、五門転向想蘊は果。

3、a.有分意触(34)じゃ因、五門転向想蘊は果。

b.五門転向意触(11-想=10)は因、五門転向想蘊は果。

五門転向行蘊(思:一番目の説明方法):

1、依処(6=54、意門の中の色法)は因。五門転向行蘊は果。

2、目標(色所縁)は因、五門転向行蘊は果。

3、a.有分意触(34)は因、五門転向行蘊は果。

b.五門転向意触(11-思=10)は因、五門転向行蘊は果。

五門転向行蘊(八名法:二番目の説明方法):

第(1)、(2)及び(3a)は、第一番目の説明と同じ。

3.b.その他の三名蘊は因、五門転向行蘊は果。

五門転向識蘊:

1、有分意触(34)は因、五門転向識蘊は果。

2、名色は因、五門転向識蘊は果。

「名」は10個の相応心所を言う。

「色」は意門の中の依処色(54)と色所縁を言う。

 (9-40につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>