パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6‐18
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
10.11 四種類の時節生色聚
1、時節生純八法聚(utuja sudhaṭṭhaka kalāpa):
八種類の色法がある、すなわち八不離色である。これは真実色法である。
2、時節生声(=音、以下同様)九法聚(utuja sadda navaka kalāpa):
九種類の色法がある、すなわち八不離色に声を加えたものである。これは真実色法である。
3、色軽快性11法聚:
11種類の色法がある、すなわち八不離色に色軽快性、色柔軟性、色適業性を加えたものである。これらは非真実色法を含む色聚である。
4、声色軽快性12法聚(sadda lahutā dvidasaka kalāpa):
12種類の色法がある、すなわち八不離色に、声、色軽快性、色柔軟性、色適業性を加えたものである。これらは非真実色法を含む色聚である。
この四種類の色聚の中において、一番目のものは、六処門すべてと、ほとんどの42身分に出現する。二番目の色聚は、胃の中で生じる音とその他の類似する音声と関連がある。
この二種類の色聚は、体内にも、体外にも存在する。
三番目と四番目の色聚は、非真実色法を含んでおり、故に、それらは観禅の対象にはならないが、しかし、名色分別を修習する時にそれらを識別しなければならない。この二種類の色聚は、命を有するものの体内にあって、体外に散布するに至る。(159/430)
(6-19につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>