南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」6‐18

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

10.11 四種類の時節生色聚

1、時節生純八法聚(utuja sudhaṭṭhaka kalāpa):

八種類の色法がある、すなわち八不離色である。これは真実色法である。

2、時節生声(=音、以下同様)九法聚(utuja sadda navaka kalāpa):

九種類の色法がある、すなわち八不離色に声を加えたものである。これは真実色法である。

3、色軽快性11法聚:

11種類の色法がある、すなわち八不離色に色軽快性、色柔軟性、色適業性を加えたものである。これらは非真実色法を含む色聚である。

4、声色軽快性12法聚(sadda lahutā dvidasaka kalāpa):

12種類の色法がある、すなわち八不離色に、声、色軽快性、色柔軟性、色適業性を加えたものである。これらは非真実色法を含む色聚である。

この四種類の色聚の中において、一番目のものは、六処門すべてと、ほとんどの42身分に出現する。二番目の色聚は、胃の中で生じる音とその他の類似する音声と関連がある。

この二種類の色聚は、体内にも、体外にも存在する。

三番目と四番目の色聚は、非真実色法を含んでおり、故に、それらは観禅の対象にはならないが、しかし、名色分別を修習する時にそれらを識別しなければならない。この二種類の色聚は、命を有するものの体内にあって、体外に散布するに至る。(159/430)

(6-19につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等ほぼ原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html

<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>