本日は、U Revata Sayādaw の著書、
『諸仏所教導之真諦』
~The Truth Taught by All The Buddhas~
を紹介します。
上の写真は、中国語版ですので、IT 上に、英語版があれば、是非ご閲読下さい。
著書の要約は以下の通り。
【これまで世に出たすべての仏は、みな一つの真諦(真理)しか言わない。
それは世俗諦と究極諦のふたつ。
世俗諦とは、父母がいて、男性がいて、女性がいる、我々俗人にとって、当たり前の世界。
道徳や法律の遵守もそのうちに入るでしょうか?
では、究極諦とは何でしょうか?
ずばり、世界は何によって構成されているか?
という質問への回答・・・
それは素粒子である、または量子である、と答える事ができます。
これまで世にでたすべての仏は、この世は素粒子(と心と心所と涅槃)で構成されると言い、我々に生きる規範を教えてくれました。】
私流で言えば、世俗諦とは、マクロ的な常識の世界、すなわち、ニュートン力学が働く世界、
究極諦とは、素粒子の世界、ミクロの不思議世界。
この不思議世界は、瞑想して、あなたに慧眼が生じるならば、それはもはや不思議ではなく、当たり前の世界になります・・・
我々が今、何の不思議も思わずに電子レンジを使っているのと同じ・・・です。
諸々の仏陀は何を教えたか?
この世がマクロとミクロで構成されており、ミクロに、究極の真理が隠されている、と言う事です。
仏教は(理性を欠いた)信仰ではないのです、ただし、
科学(学問)ともちょっと違う・・・、仏陀のダンマは、実験を通して仮説を証明する事より、己自身の身・心を通した、実践と体験を重視するからです。