般若の独り言~謙虚に生きる
今、私の禅病を治すのを指導して下さっているヒーラー先生に
「人間、謙虚でなくてはいけない」
「この社会の中で、自分が一番ものを知らない、と自覚して、腰を低くする事」
「論争してはいけない。皆、自分が一番正しいと思っているのだから論争しても切りがなく、論争して誰が勝っても、誰が敗けても、争いは続き、誰も幸せにならない」
「自分の成すべきことを黙って、こつこつなしなさい」
と言われました。
私は、中国語の仏教書(南伝系)を30冊ほど日本語に翻訳し、また緬甸に行って多少の修行もしましたが、それで世界の真実、世界の複雑さを理解したなどと言えば笑止のさたでしょう。
また、先生はこうも言います
「修行しました、はい、悟りました、などというのは絶対にない。」
「今世で悟りを約束されている人間は、そもそも器が違うから」
人間存在の基本に立ち戻って、禅病の治癒に取り組んでいる私にとって、身につまされる先生のお言葉でした。
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>