3年前の今頃、日本は・・・といいましても、テーラワーダ好き、パオ・セヤドーご提唱の止観瞑想(パオ・メソッド)好きの、仲間内の <コップの中の嵐>ではありますが・・・MK禅師のパーラジカ(重篤な戒律違反)問題で、大変な騒動となりました事は、読者の皆様の、記憶に新しい事と思います。
先日、T様より
「最近、MK禅師がまたHPを書き直して、その内容は不確かな要素満載である」
との連絡を頂きました。
そのHP、拝見いたしましたが、パオ・セヤドーがスリランカ大寺派であるとか云々、20年前から、セヤドーの御著書を日本語訳し、パオ・メソッドの修行もして参りました私、その様な事実、寡聞にして聞いた事もありませんが、まぁ、調査なくして発言権なし・・・
ですから、コロナが終息した後、セヤドーご本人、またはクムダ・セヤドー、 プンニャナンダSayadaw 、龍樹林(スリランカのパオメソッド伝承寺院)の方々に、確認してみようと思います・・・
私は、パオ・セヤドーの著書を翻訳している際に、セヤドーの所属する派の名称が記載されているのを見ましたが、それは大寺派ではありませんでした。
セヤドーは、緬甸内部の派とスリランカの大寺派、二つの派に二股かけているのでしょうか??
別にかまいませんけれどね(笑)
パオ・セヤドーが何派であっても、それが重要なのではありません。セヤドーが、消えかかっていた古の修行方法、ゴータマ仏陀の教えし <止観瞑想(サマタvipassanā)> を復活させた事、これが世界中に知れて、三法印と涅槃を、己自身の定力と慧眼で確認・体験したいと欲する人々から、熱烈に歓迎・尊敬されているのです。
テーラワーダでは、在家でさえも五戒を守ろうと努力しますが、ましてや比丘は、300以上の戒律を守る事を誓って出家しているのですから、HPがでたらめである場合、後果恐るべし・・・まぁ、ご本人の問題です、他人が怒ったり、罵ったりする必要はありません。
我々は、《因果毫糸不爽(因果は一分の間違いも無く本人に付き従う)》を肝に銘じ、自分で自分の善き業を守る事が大事です。
また、通りすがり様からは、私が 「MK禅師の反対派に利用されている」とご忠告がありましたが、MK禅師のパーラジカ問題に関しまして、私は、自分の頭で考えて、自分の責任において発言し、行動しております。
調査なくして発言権なし・・・これは、私も肝に銘じており、法友の方々が、いたずらに混乱しない様に、発言は慎重にいたします。
コロナが終息しましたら、また見えてくる風景もあるかと思います。
皆さまも、ご自身に課した修行(安般念、善行など)を
お忘れなく、日々、精進して下さい。