南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#16-2

多くの場合、コットンボールの様に純白な禅相は取相(uggaha-nimitta)である。それは、多くの場合、明るく耀いておらず、また透明でもない。禅相が明瞭で、明るく輝き、清らかで、明けの明星の様である時、これは似相(paṭibhāga-nimitta)である。

それ曇ったルビーまたは宝玉の様な時、それは取相であ;

それが明るく発光する時、それは似相である。

(修行者が)修行するのは、すべて同じ入出息念業処ではあるが、しかし、それぞれ、異なる形態の禅相が生じるーー異なる人に、異なる禅相が出現するのである。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>