「表1c:五門心路」への更に一歩進んだ説明
一個の心は、ただ一個の心識刹那(cittakkhaṇa)をのみ、維持するが、それは生(uppāda)↑、住(ṭhiti)|、滅(bhaṅga)↓の三つの段階がある。
五門心路によって、認知された色法所縁が、持続する時間は、17個心識刹那である。
すべての五門心路(眼、耳、鼻、舌、身門)は、皆、同じ過程を遵守して、心の定律(ciyyaniyāま)に基づいて進行する。
故に、五門心路は、ただ所縁(眼門心路は、ただ色彩をのみ認識することができる)を「収取」するだけであって、所縁を「知る」ことはできない。
色彩と、所縁に関して、「知る事」の発生は、四番目及びその後の意門心路<注279>において、である。(表に関する説明終了。。)
<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>