Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~天界に行こう

昨今の日本の政治、何だかなぁ・・・ですね。

全くもって、出口が見えないコロナ対策、

コロナ倒産する企業、

学校はリモート、

オリンピックは盛大に、

でも通勤、飲食は控えて。

閉塞感に悩む若者たちに、鬱(病)が増えている・・・。

後のゴータマ仏陀、シッダッタ太子は、今の、インドとネパールの国境近くの小さな王国の王子でしたが、20代後半、一子を得た後、宮殿を出奔。

インドのガヤ(今のブッダガヤ)に来て、他の修行者(沙門)たちと混じりながら修行し、6年の精進を経て、菩提樹の木の下で、正等正覚者になりました。

彼の悟りの内容は、平たく言えば、

【己自身(身と心=五蘊)を含む全世界(四次元世界)は、素粒子でできていて、故に、刹那に生・滅していて、無常・苦・無我であり、輪廻しながら、生き続ける行為は、本質的に徒労である】諸行無常諸法無我一切皆苦涅槃寂静ということになります。

仏陀は、人間が生きている時に出会う、八難について述べています・・・水害、火災、盗難、病、税金(酷税)・・・等など、彼は「酷税は、虎よりも怖い」と言っています。

これを、税金を取る立場の王子様が言うのが、おもしろいし、彼は、なかなかの、クールなナイスガイだな、と思ったものです。

私は不完全な人間が行う、不完全な政治に期待していなくて、何とか老後を元気に乗り切ったならば、次は天界に行って、天界で、止・観(サマタ・vipassanā)の修行を続けたいものだと、思っています(涅槃体験したい、すなわち、無為法の世界・・・常、楽、無我、浄・・・の世界に触れたいです)。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>