翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-55)(私家版)
上に述べた様に、我々の心は、非常に多くの時間、いつも、不善心相応(の状態にあるの)である。
ゴータマ仏陀が
「心は、悪法において楽しむ。」
と言うのは、上記の事が原因である。
仏陀はまた、以下の様に言う:
「一粒の、保護された心のみが、楽しみを齎す事ができる。」
これが、何故、己自身の心を研究する事が大切であるのか、という理由である。
というのも、不善心と善心は、共に、相応の果報を齎すが故に。
善心は、善の果報を齎し、不善心は、不善の果報を齎すのである。
(3-56につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>