台湾からの便り
元日の石川県の地震、翌日の羽田空港の旅客機炎上、3日の北九州鳥町食道街の火災………災害が続きます。。。。。。 ゴータマ仏陀は「生きることは四苦八苦。苦難満載である、苦苦である」と言いました。。。。。 平時、我々はそれを認めたくありません。「いや、そうは言っても、楽しい事も沢山あるよ。仏教は悲観主義だよ」…………… などと反論します。。。 反論に反論すると切りがない。己の瞋恚に火がつくだけですから、それはしない。。 昨日、台湾の法友から法の便りが届きました。簡単にご紹介します。。。。 我々は、誰でもが心に、三善根と三不善根を擁しています。。。 三善根は布施、慈悲、智慧。。。。 三不善根は貪欲、瞋恚、痴。。。。 己の心の中に不善を見つけた時、泣かなくてもよいのです。。。。。。。。 「やぁ、こんにちは。さようなら。」……… そう、すぐにさよなら、すれば良い。。。 善心も不善心も縁起、自然現象ですから、大げさに対応しない。この様に己の心を習慣化すれば、他人の不善心も大目に見る事が出来る。。。。。 誰でもが擁している7個の煩悩は、貪欲、瞋恚、妄見、疑惑、傲慢、有愛と無明。。 これも縁起、自然現象ですから、これらが心内に生じたならば、静かにそっと手放す。手放せなくても、自分を責めない。手放せたからと言って、驕らない。。。 心はいつも静かなのが良い。 緬甸パオ森林僧院ヤンゴン分院所属Paññādhika Sayalay(般若精舎)