阿羅漢道心
アナーガーミは、二個の瞋根心を断じ除いた。
ソータパナは、五個の不善心を断じ除いており、故に、五個の不善心が残っている。
阿羅漢は、完全なる解脱者であるが故に、阿羅漢道心は、徹底的に五個の微細な、結が断じ除かれてある:
1、色界生命への欲求。
アナーガーミは、なお、色界に生まれたいと思うが、しかし、阿羅漢は、どこかの界に生まれたいという欲求が、断じ除かれている。
2、無色界の生命に対する欲求。
3、我慢(我ありという慢心)。
4、掉挙。
5、無明。
(3-163につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>