Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(44ー2)(私家版)

1.寿命が尽きる:寿命が限定される生存界において、その他の有情は、寿命が尽きた時に死亡する。人間界においては、これは、年老いた為の自然な現象である事が知れる。仏教の考え方では、百年経過する毎に一歳減少し、現在の我々の平均寿命は70余歳となっている。もし、ある人が、70余歳まで生きて、自然な死に方をしたのであれぱ、これは、寿命が尽きたのだと言える。寿命が尽きて死亡する時、もし令生業の業力が未だ尽きていないのであれば、当該の業は、その有情を、同一の界または更に高度な生存界に生まれ変わる様に効力を発揮する。天界において、この様な事柄が発生する事がある。