2.業相:即ち、以前に業をなした時に知った所の色彩等、又は以前に業をなした時に使用した道具などはである。善業又は悪業をなした時に使用した道具。例えば、あなたは常日頃、よく仏陀にお花の、供養をした、とする。臨終の時、お花を供養した善業が熟したならば、あなたは、再びお花を見る事ができる。お花があなたの心に出現することが即ち、「業相」であり、(そのお花は)あなたが善業をなすときの道具である。もし、常日頃、ピストルを持って他人を襲い強盗をしており、かつ、強盗の悪業が臨終の時に熟するならぱ、次の一世の、生まれ変ろうする時、ピストルが見えるのである。このピストルは「業相」であり、悪業をなした時の道具である。同様に、ナイフで人を殺した人間、豚、牛なとのと殺をする人間の、臨終の時にその殺生の業が熟したならば、この種のナイフを「業相」として見るのである。医師で、常日頃、よく手術する人であるならば、同じく、ナイフの業相を見るのである。