Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(74ー5)(私家版)

ある人が、女性になったり男性になったりするのは、過去の業による。。       ある禅修行者が、己の過去世を観ずると、一世毎に、女性になりたいと祈願している事を知った。この事が因と縁になり、彼は、代々女性として生まれる業になった。ある人は男性に生まれたいと祈願する。これらは、過去の業と関係がある。。            一つ一つの心には、生、住、滅の3個の段階がある。業生色は、結生識の一番目の「生」の段階から、業力によって色法が生じ始める。結生識の「住」の段階においても色法は生じる。「滅」の段階においても色法は生じる。。。             臨終の時、死亡する前の、17個の心識において、業生色は色法を生じるのを停止する。一生涯において、業は色法を生じ続ける。。。                 私という人物が、今ここで説法しているが、業力は、私の身体において非常に多くの色法を生じるのである。