南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

大愚和尚を読む(その3ー成仏)

和尚著「ひとりの『さみしさ』とうまくやる本」P178。。。。。。。。。         人が亡くなると、7*7=49日の法事をする。それが円満すると、亡き人は<成仏>する……………………。。。              これが、私には分からない。。。。。。      成仏するとは、仏陀に成る、という事です。昨日亡くなった隣のおじいさん、向かいのおばぁさん。遺族・親戚が法事をしてあげたら、仏陀になる????成れる????                           いやいや、それを言うなら、<次の往くべき所に無事に旅立った><往くべき所に到着した>、即ち、《往生した》と言うべきです。。。。。                  日本では、《往生した》と言うべき処を、《成仏した》と言う。。。。         結局、輪廻とは何か?            12縁起とは何か?              業輪転、果報輪転、煩悩輪転とは何か?   が分かっていない事になります。。    日本で、仏教の本質を理解し、良き仏教者になるのは、本当に難しい。。。。                とまれ、大愚和尚さんは、駒澤大学愛知学院大学大学院にて仏教を真剣に学ばれ、僧侶になるべきか悩んで、インド等の仏教伝来の道を歩き、福厳寺を会員制に変え、日本の仏教界を改革しようと頑張られています。。。。。              老サヤレーの、重箱の隅をつつく様な、意地悪な批判はこれくらいにして…笑…………            サーサナ(仏の教え)、この合理的にして神秘的、己自らの努力で、確認する事のできる、類稀なる仏陀の教えが、この世の中から消える事なく、人々の希望の灯として、あり続けます様に。。。。。。。           追加:南伝仏教(原始仏教)には、中陰(49日)の考え方はありません。その理由は、心は、必ず所縁を必要としているので、心が単独で中空を漂う、とは言わないのてす。南伝仏教では、例えば、死んてすぐ、地獄の鬼になり、短時間で死んで、次は虫になり、すぐ死んで次は○○になり……と言う様な事を言います。         Paññādhika Sayalay(般若精舎)。。。。