南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

大愚和尚を読む(その4ー輪廻)

本日、大愚和尚のYOUTUBE《一問一答》、お題は《今この瞬間から「苦」を手放し明るく生きる為の教え》を拝聴しました。。。。。              この回の、話の主題は           【現世利益とは何か?】         で、ゴータマ仏陀ご在世の当時のバラモン教(現代のヒンズー教)の輪廻の教えと、仏陀の輪廻の捉え方の違いを解説していました。。。。               古代、イラン高原から南下してきたアーリア民族が、インド大睦の先住民を統治する為に利用した輪廻の思想は、差別的な身分制度(四姓+奴隷)を固定化させる為の、脅しに類するものであって、ゴータマ仏はそれ(輪廻を政治的な脅しに使う事)を否定し、輪廻を別の角度から説明して、輪廻があるからこそ、今を幸せに生きる必要性があると、仏陀は説いたのだと、和尚さんは言います。。。。             仏陀の教えた輪廻とは何か、業とは何か、仏教者はどうあるべきかに関して、とてもわかりやすく、納得の行く解説だと思いました。。。。。            Paññādhika Sayalay(般若精舎)