近行定又は安止定を育成して、観禅の修行の基礎とする禅修行者は、彼の定力が十分なレベルに到達した時に、もし彼が四界を識別するならば、非常に多くの極めて微細な “色聚“(rāpaママkalapa) を見る事が出来る。彼は更に進んで、諸々の色法の相、作用、現起、近因に基づいて、一つ一つの色聚の中の、四界及びその他の造色を識別しなければならない。。………………………………この識別の智慧こそが即ち、“色分別智“ (rapaママparicchedaママ@āon)である。。 この時、彼はすでに己自ら徹底的に正見で以て、究極色法を知見する事が出来る。。 この後、彼は生起する所の一つ一つの識と心所を識別しなければならない。。。 これらの識と心所の組み合わせは、 “名聚“ (nāma kalāpa) と呼ばれる。彼が、諸々の名法の相、作用、現起、近因に基づいて、一つ一つの名聚の中の一つ一つの名法を識別する時、その智慧は即ち “名分別智“(māma pariccheda@ママāoa) と呼ばれる。故に、もし、禅の修行者がこの様に色法と名法を識別出来ないのであれば、彼は未だ“名色分別智“ (nāmarāpapariccheda@ママāoaママ)を証得していないのだと言える。。 (訳者注=原稿プリントアウトによるパーリ語ローマ文字化けは、PDF版で正しいものに修正されます。以下同様)。 …………………… ★願以此功徳、早日証得涅槃楽!………… 緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属…………Paññādhika Sayalay (般若精舎)