南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵日記>珍客招来(情けは人の・・・)

このブログを書いているのは10月2日ですが、10月1日の出来事。

10月2日は、一か月間湯布院に滞在した次男が、大分空港から東京へ帰る事になっており、彼の部屋から出たゴミと、台所のゴミ、合わせて2袋を持って、ゴミ置き場に行きました。

ゴミを捨て終わって家に戻ろうとして歩いていると、後ろから若い男女二人がそれぞれ乗った自転車が猛スピードで私の際を駆け抜け、坂の下で停まりました。

その時、男性が女性に中国語で話しかけているのが聞こえてきました「あまりスピードを出さない方がいいよ」とか何とか言ったように思います。

そこでつい私も「そこのお二人さん、どこから来たの??」と中国語で声をかけました。

男性が「私は上海人ですが、今はシンガポールに住んでいて、シンガポールから来ました」ととても綺麗な日本語で答えてくれました。

私は思わず「この人となら中国語と日本語で色々なお話ができるかな?」と思い「ホテルはどこですか?」「もし近くなら、夕食後、我が家にお茶を飲みに来ませんか?」と誘ってみました。

夜も更けて、ホテルの夕食も済んだだろうかなと思う頃、彼と彼女がやってきました、ホテルで借りたらしい懐中電灯の光と共に。

この若い二人は夫婦で、二人とも弁護士。しかし、中国にいては弁護士の仕事はないらしく、シンガポールに職を見つけて移住したのだそうです。

女性は中国語しかできませんが、男性は非常に流暢な日本語を話し、しかし、それが独学だというので、息子ともども非常に驚きました。

彼は人権問題に非常に興味があるらしく、私が在日台湾人だと聞いて、華僑としての暮らしや困った事、嬉しいことなど、色々質問してくれて、秋の夜は大いに盛り上がりました。

10時前、「ホテルに帰る」と言って二人は我が家の坂を降りて行きました。

彼が「由布院のホテルは、自分でインターネットで見つけて予約した」というので、お勧めの予約サイトを教えてもらい、さっそく彼の言うとおりに試してみました。

で、12月に緬甸(ミャンマー)に行く予定の私は、ヤンゴン入りした夕方、市内に入って一泊するための、バックパッカー向けドミトリーのホステル、一泊2200円というのを、先ほど予約する事ができました。

ありがとうございました、Xさん。

情けは人の為ならず・・・、お茶を一杯ご馳走したら、当方も東南アジアに関する色々な情報がもらえました。

めでたしめでたし。