南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-110

   <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

8-9 第二禅

色々な経典に書かれている所の、第二禅に関する描写は、以下の通り:

「尋と伺を止息させた後、比丘は自信と定心の伴った、無尋と無伺の、定によって生じた所の、喜と楽が充満した、第二禅に入る。」(《長部・沙門果経》

あなたがすでに、初禅の五自在に熟練した後であれば、第二禅の修行に進むことができる。

その為には、あなたは先に、再度、初禅に一時間程入らなければならない。初禅から出てきた後、初禅の欠点及び第二禅の長所を思惟する:

「初禅は、五蓋に近いので危険がある。初禅の中の粗くて劣っている尋、伺の禅支は、初禅を弱体化させる。第二禅は、初禅より寂静である。」

このように(+思惟して)初禅への執着を取り除き、次に、第二禅を証得する為に、あなたは再度、心を似相に専注させて、まずは、初禅に証入する。

(5-111につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>