<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
南伝出家者護持指南
Meṇḍaka Kappati:
”比丘たちよ。
もし人々に信心があり、浄信があるならば、彼らは、金銭を浄人の手の中に置くであろう:『これによって尊師が許可する[品物]をお渡し下さい。』と。
比丘たちよ。
私はあなた方が、このようにして[得る事を]許された[品物]を受け取ることを許可する。
しかしながら、比丘たちよ。
私は[あなた方が]どのような方法でもってしても、金銭を受け取り、探し求める事は許可しない。”
《律蔵・大品・薬篇》
仏陀の時代、護法の居士は僧侶方に対して浄信があり、常にサンガの必要に応じて、サンガを護持した。
しかし、居士たちは生活が忙しく、毎日毎時間、僧侶方の必要に合わせて、彼らの世話する事ができなかった為、仏陀に(+申し出て)、浄人が彼らに代って、出家者に必需品の供養する事を、許可してもらった。
このような因縁から、”Meṇḍaka Kappati” が生まれた。
護法の居士は、先に金銭を浄人に渡しておき、その後に、浄人に対して、彼らに代って、僧侶方の生活の必要に合わせて、お世話するように頼んだのである:
”世尊の許す品物を、尊者方に供養して下さい。”と言って。
出家者が、ある種の必需品が必要になった時、彼らは浄人に対して(+品物を)求め、浄人は、護法の居士が供養した金銭でもって、如法の必需品を(+買って)準備し、出家者に供養したのである。
(4-17につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<「偽比丘の見分け方」中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>
”